2026年3月25日水曜日

『蝦夷異事三』P43 最終行 「ゑとろふ一件之儀租承及も可有之」の「租」

『蝦夷異事三』P43 最終行

 「ゑとろふ一件之儀承及も可有之」

「租」は、文脈から筆記者は「粗(あらあら)」の意で書いたと思われます。


『近代史を学ぶための古文書「候文」入門』(吉川弘文館)P101より

【粗・粗々・荒々】(あらあら) []およそ、ざっと、概略、だいたい

「殺生御禁断之樣ニ、承り申候」(殺生(せっしょう)御禁断のように、あらあら(うけたまわ)り申し候。→殺生禁止であるように、 おおよそ承知しています)

粗々御用済ニも相成候」 (あらあら御正済みにも相成り候 →だいたいご用済みになりました)

「此度之御用筋、荒々承知仕候」(この度の御用筋、あらあら承知仕り候。 →この度の智用については、ざっと承知しました)


『蝦夷紀聞 中』(道立文書館蔵)に同じ文章があるが、こちらは「粗」

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム